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zoom RSS 29+というプラットフォーム

<<   作成日時 : 2013/04/02 17:31   >>

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ちょっと時間が経ってしまったが、今年2月にミネソタに行き
サーリーの開発者から仕入れた情報を少々紹介しよう。

まず、いよいよ日本で発売開始されたクランパスについて。
サーリーは、このモデルで初めて採用した
29×3インチタイヤと幅50mmのリムを組み合わせた自転車を
『29+』と呼ぶ。
これは単なるタイヤやリムのサイズではなく、
「新しいプラットフォーム(platform)である」と彼らは言う。

プラットフォームとは、自動車業界などでよく使われる表現で
主にシャシーのことをさす。
ボディのスタイルは別物でもシャシーを共通させることで
限られた予算を有効に使い、
様々なバリエーションのモデルを展開することができることがメリットだ。

日本ではあまりこういう表現は使われないが、世界では
自転車のプラットフォームは、フレームではなくタイヤとリムなんだとか。

そして、サーリーがあえてこの表現を使ったのには、意味がある。
ファットバイクがそうであったように、
自社はもちろん、他社が29+というプラットフォームを使用することまで計算しているのだ。
すでに今年のNAHBSでは、5社ほどが29+を使ったモデルを発表していたという。

話を戻して。

そもそもクランパスという自転車は、
フルサスペンションバイクにアンチを示す、なんともサーリーらしい発想から生まれた。
タイヤを太くして空気量を増やせば、機械的なサスペンションがなくても
十分に楽しいライディングができる。
彼らのモノ作りに一貫する考え方がこの新型車にも受け継がれている。

もちろん彼らもサスペンションの効果は評価している。
しかし、耐久性、故障のリスク、メンテナンスのわずらわしさがつきまとう
サスペンションを彼らは完全だとは考えていない。

「自分たちならサスペンションなんかなくても、
 十分にチャレンジングなトレイルライドを楽しめる自転車を作れるよ」
と実現したのがクランパスだ。

クランパスというネーミングは、昨年来日した
タイラー・スティルウィルが命名した。

「クランパスとは、オーストリアの伝説に登場する生き物なんだ。
 これはクリスマスのお話で、
 いい子のところには、サンタクロースがきておもちゃをプレゼントしてくれる。
 でも、悪い子のところには、クランパスがやってきてその子供をさらっていく。
 簡単にいうと、まあ、そんな話の主人公に由来するんだ。シュージ、怖いだろ!」
と、タイラーが丁寧に説明してくれた。

そして、もうひとつ。
29+を扱うには重大な注意点がある。
ファットバイクと同じく、タイヤの空気圧が非常に重要であるということ。

KNARD(29×3)の適正空気圧は、
 通常走行で25psi、
 氷や雪など滑りやすい所では15〜18psi。
 10psiまで落とすとパンクするので、あまり薦められない。
 これが僕のインプレッションだ

と、すでにクランパスを長期にわたってテストしているデイヴ・グレーが教えてくれた。

日本各地の有力サーリーショップの店頭には試乗車が並び始めている。
皆様も是非、この新しい乗り物の走りを体験して欲しい。

クランパスについての情報はこちらから。


画像
早い店では、試乗車の導入や発売もスタートしたサーリー/クランパス。
世界的な人気で日本入荷がかなり少ないので購入希望の方はすぐにショップへ。

画像
2月のミネソタでクランパスに乗る開発担当のソア。
凍った川の上を自由に走る。
僕は、この凍った川の上で10回ほど転倒し、一眼レフとレンズを壊した。
ほんとツルツルなんだけど、ソアはマニュアルをしたりホイルスピンをしたり
普通の土やアスファルトの上のように走る。
腕の差を痛感。

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