セレブの自転車

今、アメリカで最先端の自転車といえば、荷物を積める自転車だ。普段、ビジネスで使っているバッグを積んで通勤したり、セレブのお洒落バッグを傷つけることなく載せられたり、自慢のエコバッグも気軽に積める…。そんなスタイリッシュな自転車が次々に発表されている。しかも、その多くが高級車。1500ドル以上はあたり前、5000ドルを越えるような価格のものも珍しくない。

お金がないから自転車に乗る。なんていうのは勘違い。環境に対するダメージが少なく、健康意識の高さを誇れる自転車に乗ることこそステイタス。そんな考え方が、アメリカの富裕層の間で広がっている。道具にこだわり、投資ができる彼らが、そんじょそこらの自転車では満足できるわけもない。そこで、高価でも個性が発揮できるオーダーメイドに行き着いたのだ。

日本のオーダー自転車といえば、ほとんどが競技用か伝統的なツーリング車だが、アメリカのフレームビルダーたちは、そんなセレブに向けて、荷物を積めて楽に町を走れるスポーツ自転車に狙いを絞っている。オーダーメイドの一番の魅力は、キャリアを取り付けてもかっこ悪くならないこと(むしろかっこよくなるほど!)。ほとんどのメーカーが、フレームと統一感のあるデザインを施し、同じカラーで仕上げている。フレームへの取り付け方や、造形まで凝りに凝っているのだ。さらに色使いや、色の切りかえしまで、きっちりデザインされているものが多い。

ヴィトンやエルメスのバッグを積んだ自転車で銀ブラ。日本で、そんな先鋭的なセレブが登場するのも時間の問題だろう。

■写真は、09年2月に開催されたNAHBS(北米ハンドメイドバイクショー)などで撮影。

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